Claude CodeをWindowsで使う手順と、31日間のエラー1,552件から分かった注意点
WindowsでClaude Codeを使いたい人向けのページです。前半はインストールの手順(公式ドキュメントで2026年9月11日に確認)、後半は私がWindowsで毎日Claude Codeを使った31日分のログから、エラーを全部数えて分類した結果です。
インストールの記事はたくさんありますが、「入れたあと、Windowsでは何でつまずくのか」を数字で出した記事は、検索上位の6本を読んだ限りでは見当たらなかったので、自分のログで数えました。
先に結論
- インストールはPowerShellで1行。管理者権限は不要で、Git for Windowsは任意です。
- 31日間でClaude Codeが実行した操作は28,991回、そのうちエラーは1,552回(5.4%)。Windows特有の原因は389回(エラーの約4分の1)でした。
- 一番多かったのは、Bash(Git Bash)経由でPythonのコードを渡したときの崩れと、WordやOneDriveのファイルが開いていて書けないこと。
- 心配していたARM64のパソコンが原因のエラーは0回、日本語の文字コード(cp932)で落ちたのも実質0回でした。
WindowsにClaude Codeを入れる手順
1. 必要なもの
- Windows 10(1809以降)またはWindows 11。メモリ4GB以上、x64またはARM64のCPU
- Claudeの有料プラン(Pro/Max/Team など)。無料プランでは使えません
- Git for Windows(任意。入れるとClaude CodeがBashでコマンドを実行できるようになります)
2. PowerShellでインストールする
スタートメニューから「PowerShell」を開き、次の1行を貼り付けてEnterを押します。管理者として実行する必要はありません。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
コマンドプロンプト(CMD)を使う場合は、こちらです。
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
「'irm' is not recognized」と出たらCMDで、「The token '&&' is not a valid statement separator」と出たらPowerShellで開いています。画面の左に「PS C:\」と出ていればPowerShellです。
3. 動くか確認して、ログインする
claude --version
claude doctor
claude
claude --versionでバージョン番号が出ればインストールできています。claude doctorは設定の問題を読み取り専用で診断してくれます。最後にclaudeと打つとブラウザが開くので、Claudeのアカウントでログインします。
※手順はClaude Code公式ドキュメント(Advanced setup)で2026年9月11日に確認。この方法で入れると、更新はバックグラウンドで自動的に行われます。
31日間のエラーを全部数えた
Claude Codeは、実行したコマンドとその結果をパソコンの中にログとして残します。そのログを集計しました。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| パソコン | Windows 11 Home(ARM64) |
| シェル | PowerShell 5.1とGit Bashの両方 |
| 期間 | 2026年8月12日〜9月11日(31日間・欠けた日なし) |
| 作業(会話)の数 | 205回(手分け用に自動で立ち上がった補助の会話は、元の会話に含めて数えた) |
| Claude Codeが実行した操作 | 28,991回 |
| そのうちエラー | 1,552回(5.4%) |
| Windows特有の原因 | 389回(エラー全体の約25%) |
※エラーは、ツールがエラーを返したもの(1,271回)と、結果にエラーの決まり文句(Tracebackなど)が出たもの(281回)の合計です。原因の分類は文字パターンで機械的に行い、抜き取りで確認しました。同じ失敗を何度か繰り返したものも、回数どおりに数えています。
Windows特有のエラー 上位10
| # | 何が起きたか | 回数 |
|---|---|---|
| 1 | WordやExcelで開いているファイル、OneDriveの中のファイルに書き込めない | 63 |
| 2 | Pythonのコードの中の C:\Users の「\U」が特殊な記号として読まれ、実行されない |
61 |
| 3 | Git Bashで日本語のファイル名が開けない | 46 |
| 4 | Bash経由で渡したPythonのコードが、引用符や改行の崩れで構文エラーになる | 42 |
| 5 | 長い文章をBashで書き込むとき、引用符の対応が崩れる | 34 |
| 6 | Git Bash独自のパス(/c/…・/tmp)がWindows側と食い違う |
28 |
| 7 | Word・Excel・PowerPointを外から操作する処理が失敗する | 28 |
| 8 | Git Bashから pip などのコマンドが見つからない |
18 |
| 9 | PDFを画像にして読む道具(poppler)が入っていない | 13 |
| 10 | 管理者権限が必要な操作だった | 12 |
2番・4番・5番は根っこが同じで、Bashを中継してPythonのコードを渡すことが原因です。合わせると137回で、Windows特有のエラーの3分の1以上を占めていました。
3番の日本語ファイル名は、46回のうち30回がたった1つのファイルが原因でした。94文字の長い日本語のファイル名で、UTF-8という形式に直すと274バイト。Git Bashは255バイトを超える名前を扱えません。
意外と起きなかったこと
- ARM64のパソコンが原因のエラー:0回。PythonはARM64版がそのまま動き、Git Bash(x64版)もWindowsの変換機能で問題なく動きました。
- 日本語の文字コード(cp932)で落ちたエラー:実質0回。Pythonの出力を毎回UTF-8に固定していたためです。数えた2回は、Shift_JISで保存された古いCSVを読んだときのものでした。
- PowerShell 5.1特有の書き方の違いで失敗したもの:3回。PowerShellで実行した1,994回のうち、構文エラー全体でも8回でした。
Windowsでつまずかないための設定5つ
上の結果から、実際に効いた対策をまとめます。Claude Codeは、作業フォルダにある CLAUDE.md というファイルの指示を毎回読みます。そこに書いておくのが一番手軽です。
- Pythonのコードは、ファイルに書いてから実行させる:Bashの中に直接コードを流し込むと崩れやすいので、いったん
.pyファイルに保存してからpython ファイル名で実行させます(上位10のうち137回分に効きます)。 - パスは
C:/Users/…とスラッシュで書かせる:Pythonの中でもBashの中でも、スラッシュなら特殊な記号として読まれません。 - 作ったファイルはOneDriveの外で作ってからコピーする:WordやExcelで開いたままのファイルには書き込めません。別の名前(例:
_v2)で出すようにしておくと止まりません。 - ファイル名は短くする:日本語は1文字3バイトなので、85文字前後を超えるとGit Bashで開けなくなります。
- Pythonの出力をUTF-8に固定する:環境変数
PYTHONUTF8=1を設定するか、スクリプトの最初で出力の文字コードをUTF-8にします。これで日本語の文字化けがほぼ起きなくなりました。
CLAUDE.mdに書くなら、例えばこうです。
# Windowsでの作業ルール
- Pythonはヒアドキュメントや -c で渡さず、.py ファイルに書いてから実行する
- パスは C:/Users/... のようにスラッシュで書く
- OneDrive配下のファイルは直接書き換えず、ローカルで作ってからコピーする
- pip は「python -m pip」で呼ぶ
- Pythonの出力はUTF-8にする
Windowsに関係なく多かったエラー
数だけで言えば、一番多かったのはブラウザを操作する拡張機能(Claude in Chrome)の無応答やタブが消える失敗で、565回ありました。これはWindowsに限らず起きる種類のものなので、上の表からは外しています。操作が止まったように見えても裏では続いていることがあるので、すぐにやり直さず結果を確かめるのがコツです。
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